筆圧対応スタイラスへの最適化完了
海外で人気の高いGalaxyNoteや、HTC Flyer/ThinkPad Tableユーザーに朗報です!
あまりにもこれらユーザーからの問い合わせが多いため、Paint版のリリースを遅らせて、土日・年末年始も無休で必死に実装していたスタイラスへの最適化機能がそろそろ公開できそうです。(深夜アニメだけは見てたけど)
次のバージョンアップでは以下の機能が実装されます。
殆どの機能は[ギャラリー→スタイラス]からアクセスできます。
ショートカット用カスタム消しゴムの登録はCloverリストの一番下に、
自分の作った消しゴムCloverツールをドロップしてください。
- キャリブレーション
[ギャラリー→スタイラス→スタイラスの補正]
ペン位置検出がずれていたり、歪みがあったりするのを補正します。
基本的にスタイラス用と考えていますが、指にも補正が働きます。
これは描画用ペン先位置だけでなく、UIの当たり判定座標にも影響するので注意してください。
- 描画時ペン先オフセット設定
スタイラス時カーソル補正となっていますが、スタイラス/指関係なく描画先のペン位置をここで指定したオフセット値分、UI等の操作の中心座標からズラします。(ただし、[ギャラリー→スタイラス→ペン先表示]を[タブレットペン]にしてペン先表示をなくしているときのみオフセットが働きます)
すぐ下にあるホバー時補正は、スタイラスを浮かせている時のオフセット値を指定できます。
- スタイラスボタンへの機能割り振り
[ギャラリー→スタイラス→ボタン?機能(タッチ)]
[ギャラリー→スタイラス→ボタン2機能(ホバー中)]
スタイラスボタンにスポイト/Undo/消しゴム/画面移動などの機能を割り振れます。画面移動は描画ツールを選択していた場合、基本二本指で操作する必要が有るため通常はスタイラスを持ち直す必要がありますが、このショートカットを割り振ることでスタイラスでスクロール出来るようになります。
- スタイラス以外での操作(UI/描画)を禁止
[ギャラリー→スタイラス→指での描画を禁止]
[ギャラリー→スタイラス→指でのUI操作を禁止]
ICS(Android4.x)以上で、スタイラスと指が判別できるハードの場合、これらのオプションを操作することで、無意識に画面に指を置いても操作が発生せず、誤操作を防ぐことができるようになります。(Android2.3でも動作する場合もあります。スタイラスでこれらのボタンが反応すれば対応しています)もちろん二本指での画面操作だけはこのオプションで操作禁止していても発生します。
- より詳細なマスター筆圧調整機能
[ギャラリー→スタイラス→筆圧~]
これまでは最小・最大の範囲指定だけだったマスター筆圧調整ですが、硬さや適用率(つまり最小の出力筆圧)を設定出来るようになりました。また、現在の設定内容を確認しやすいよう、テスト領域を新設しました。
- ショートカットから呼び出す消しゴムの登録
[デスクトップ→Cloverリストの一番下→eraser]
スタイラスの尻の部分についている消しゴムを使った時や、ショートカットボタンを押しながら呼び出す消しゴムで利用する設定をここで指定できます。
サイズを固定したい場合は登録するCloverを長押しして[設定→太さの保存・設定]のチェックをONに、いま使っているツールと同じ大きさにしたい場合はOFFにしてください。
- スポイト:不透明度を無視/取得元レイヤーの指定
[ギャラリー→スポイト▽]
[不透明度取得]の選択状態をOFFにすると、スポイトで色を取得する時、不透明度を無視し、自動的に100%にします。また、完全に透明な部分の色は取得しないようになります。不透明度付きのブラシで描画する際に役に立つと思われます。
また、[取得元▽]で合成済みの表示されている色を取ってくるか、いま選択されているレイヤーの元の色を取ってくるかを指定できます。(いま公開されているMemo版では編集レイヤー一枚固定ですが、一応Imageとの合成で色が変わるので無意味ではありません)
- Menuキー固定だったスポイト呼び出し機能をカスタム可能に
これまではMenuキーを押しながら画面タッチでスポイトになっていましたが、このあたりの動作は機種によりバラバラで、私の手元のハードだとKindle Fire HDではうまく動きませんでした。そのため機能をボリュームやBackにも割り振れるようにして、ついでに消しゴム/画面移動なども設定できるようにしました。
これら機能は現状GalaxyNoteでしかチェックできていません。
他のハードをお使いの方で、何か問題がありましたらメールでご連絡ください。
できるかぎり対応したいと思います。